After school center ALQ Terakoya Himonya

学童保育施設のリブランディングに伴う改装プロジェクトをお手伝いしました。

子供たちがのびのびと過ごしているのは、閑静な住宅街に佇む一軒家。しかし長年の使用による老朽化が進み、リブランディングを機に新しい印象を子供たちやその親御さんに与えたいというご要望をいただきました。

コンセプトは“ひみつきち”。
大人の視点ではなく、子供たちが主役の空間であることを大切にし、「学校」や「家庭」にはない要素を取り入れることで、日常と異なる特別な体験を生み出します。

壁面には全面ホワイトボードを設置。学校の黒板のように限られたスペースではなく、はみ出しても問題がない自由が与えられた設計にすることで、子供たちの創造力を解放します。ブランドカラーを採用したスツールは、子供たちが自らの発想で組み合わせることで無限に空間を変えることができます。

入口には徐々に高さが低くなるカーテンを採用。視線が自然と下がることで、子供たちがこの空間の主役であることを感覚的に感じられる仕掛けとしました。

何度も議論を重ね、子供たちにとってどのような空間が最適かを模索した結果、創造性を引き出す“ひみつきち”のような特別な場所が生まれました。

Project Data
Project Management / Design Direction：Yusuke Kurii, Minato Goto (TRAIL HEADS)
Interior Design & Original Furniture：Takeshi Kamiya, Kenji Kimura, Kentaro Ito（MACRI）
Constructuion：Issei Hada（HARDER INTERIOR LABORATORY）
Photo：Kei Ohnaka (GRAND SCAPE)