三浦法律事務所
2019年に創業し、新しい問題にも積極的に取り組む三浦法律事務所の拡大移転を手掛けました。

同所はコンセプトを持ったオフィスを希望していたため、社員へのインタビューを実施し、コンセプトワードを設定するところから一緒に取り組みました。

空間設計は、同所の魅力を出しながら、機能性を高めることをねらいます。まず執務スペースに加えて広いカフェスペースを確保。業務の効率性や集中と、組織間のコミュニケーションを両立させるよう設計しました。特にカフェスペースは、机と椅子、ソファ、小上がりなど、様々な居場所を用意。仕事に応じて社員が働きやすい場所を選択できます。

また、執務室はあえて複雑な島配置にすることで、移動の経路がたくさんあり、スタッフの顔が見えるような面白さを意図しました。各チームの近くには素早く合議ができるようなミーティングスペースも配置。さらに紙資料や本が多い特性に対して、収納が多くなることでの風通しの悪さをバランスさせるよう意識しています。

デザインは、コーポレートカラーの緑と木目を基調に表現。優しい色味で統一していますが、この過程でも、感覚的なデザインをコンセプトワードと紐付けながら作り上げるというプロセスをとっています。この結果、単なる好みではなく、納得感を持った意思決定が実現ました。

※オフィス作りの具体的なプロセスは、こちらのブログでも紹介しています。

Project Data
Project Management / Design Direction: Yohei Yamaguchi,Nozomi Takayama, Momoko Masuda (TRAIL HEADS)
Interior Design: Nobuto Ogawa (brook inc.)
Furniture Styling: MACRI
Photo:Keiko Chiba(Nacá sa&Partners Inc.)