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Suzuyo Anchor

Suzuyo Anchor

1801年に清水港で廻船問屋として創業、国内・海外合わせて約140社の関連企業を有する鈴与グループのリーディングカンパニーである鈴与株式会社。
新規ビジネスの創出やグループ会社の枠を超えたコラボレーションを目的とし、働くだけではないイベント開催やラウンジ利用など多様な機能を持ったコワーキングスペースを計画しました。

コンセプトは「共に生み出す鈴与の新しい港」。
「自己改革マインド」「グループ会社間のつながり」「変化を生む」というテーマの元、ひとつの大空間の中に「スカイラウンジ」「センターラウンジ」「コワーキングスペース」の3つの異なるエリアを設けました。

港の入り口を思わせるゲート形状のエントランスは、奥へと進む社員の期待感を高めます。その先にある、海を連想させるブルーの床と船型テーブルは、世界に向けて出航するような高揚感を与える空間全体の象徴とも言えます。テーブルのカラフルな天板のデザインはコンテナをモチーフにし、多種多様な人材が一隻の船に乗っているイメージを表現しました。

エントランスに隣接するスカイラウンジはダークトーンで統一し、木や佐官など手触り感のある素材を使用、内省できるエリアとして各所の植栽がプライベート性を保ちます。印象的なロングカウンターは、イベントでの使用やスタンディングでの気軽な会話など、用途を問わないサイズ感となっています。

センターラウンジは造作のやぐらの配置により幅広いシーンに対応でき、連結により姿が変化します。木やモルタル床の剥き出しの素材感が空間を未完成のラボのように感じさせ、グループ会社間の繋がりが促進されることを期待しています。

コワーキングスペースは、可動の家具によりプロジェクトごとに必要なスペースを構築することができます。イベント発表にも利用できるよう、巨大なマルチビジョンと空間を大きく区切ることのできる可動間仕切りを設置し、自在に変化できる空間としました。インプットやアウトプットにより様々なアイデアを生み、プロジェクトへの挑戦を促進します。

細部に渡りお客様と議論を繰り返しながら、他のオフィスにはない新たな試みも実現できた空間となりました。

Project Data
Project Management / Design Direction:Nozomi Takayama, Masayuki Sakurai, Kyoko Ogura (TRAIL HEADS)
Interior Design:Nobuto Ogawa, Moe Kojima (brook)
Construction:SPD meiji
Custom made furniture:Betchu-kagu
Lighting:1Lux
Network:Kokusaidentsu
AV:System planning
Green:en landscape design
Photo:Tomooki Kengaku


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