INTERIOR DESIGN
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PLAID

PLAID

家具が機能を組み立てる、完成しないオフィス

CXプラットフォーム「KARTE」などを開発・運営するIT企業PLAIDの、五反田からGINZA SIX 10階への移転プロジェクトを担当。

事業の変化にともないアップデートでき、社員がスタートアップマインドを保てる空間という背景から、「完成しないオフィス」というテーマが導き出された。

キーワードは「MVO (Minimum Viable Office : 実用最小限のオフィス)」。エントランスの壁さえも取り払い、約600坪の空間に対して、必要最小限の物のみを置き、余白を残したレイアウトとしている。

執務デスクやミーティングテーブルは、心地よいと感じる寸法をヒアリングしたオリジナル。仕切られた会議室は設けず、オープンなフロアに家具やソファを配置した。また、ウレタンや合板によるシンプルな箱型のボックス家具を製作し、組み合わせによって様々な場所で簡易的にミーティング場所をつくったり、座って会話ができるようになっている。エントランスには「未完成」を体現する、壁を彫り込んだサインを配置。中央に据えた長さ15mのロングカウンターは、数年後にオフィスがダイナミックさをました時にも成り立つ。

プレイドの「新しい価値を生み出し続ける」という強い意志が、この「未完成オフィス」には現れている。

Project Data
Project Management / Design Direction: Yohei Yamaguchi, Momoko Masuda(TRAIL HEADS)
Interior Design: Nobuto Ogawa (brook inc.)
Furniture Select: MACRI
Photo: Tomooki Kengaku


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